情けは人の為ならず


 個人主義的な考え方が目立つ昨今の世の中ですが、このような状況だからこそ、「人のために」という考え方が大切だと思うのです。

 

 「情けは人の為ならず」

 

 この社会、世の中、もっと大きなことを言ってしまえば宇宙全体は、

 利他

 つまり、誰かの為になるような行為によってうまくバランスが取れるようになっている気がしてなりません。


 「愛」、「与える」といったものは、

 自分の心に余裕がないと、なかなか人のために、とか、自分の持っているものを与えるとか、そういった発想になりにくいかもしれません。

 ですが、誰かの役に立つという行為は、やってみると実に気持ちのよいものです。

 それは、美味しい物を食べたりとか、高級なブランド品を手に入れたりとか、そういった快楽的な気持ちの良さとはまた異なります。

 心が晴れやかな気持ちになるような、すっきりとしていて、じんわりと心が温かくなるような、そんな気持ちになるのです。


 ところで、私は仕事をしておりますが、ある時期に気が付いたことがあります。
 「こんなに一生懸命に仕事をしているのに、どうして認められないんだろうか。それどころかむしろ、状況は悪くなっている気さえする。」
 私は、自分の仕事を一生懸命に終わらせようとするあまりに視野が狭くなり、周囲のことをほとんど考えられていなかったのです。つまり、独りよがりで、周りの人の役に立っていない、周りの人に与えたり、周りの人を助けたりすることができていなかったのです。


 働く=はたらく 傍(はた)を楽(らく)にする


という言葉を聞いたことがあります。


 仕事というのは、誰かの役に立つこと、これが本質なのかもしれません。

 あなたも、小さなことからでも、誰かの役に立つことを始めてみませんか。